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負担の大きい病気

ハート

症状に大きな波がある

双極性障害とは躁状態とうつ状態を交互にくり返す病気です。専門家の間でも判断が難しく、後から双極性障害である事が判明するケースも少なくないです。躁状態とうつ状態の間隔には個人差があり、数ヶ月から数年の開きがあるのも判断を困難にさせている理由の1つです。更に双極性障害は躁状態と軽い躁状態、うつ状態と混合状態の4つの状態に分類されます。この状態を年間に4回以上くり返すのがラピッドサイクラーと言われる状態です。ラピッドサイクラーになると不安定な状態がいつまでも続くので、本人にとって大きなダメージとなります。この様な状態は、服用している薬の用法を守らず、勝手に止めてしまう事で発症してしまう場合もあります。更にうつ状態である期間が多くを占めている人の中には、合併症が多いという特徴があります。中でもアルコール依存症や摂食障害、境界性パーソナリティ障害等の様々な種類の病気を抱えてしまう人もいます。双極性障害の疑いがある人はできるだけ早く専門医の診断と治療が必要です。双極性障害は長期間に様々な症状をくり返す病気です。治療を受けるにあたり、短期間で完治させようと考えずに病気と付き合っていこうとする姿勢が大切です。双極性障害の原因は特定されていませんが、薬を上手に利用する事で2つの異なる症状を抑えながら、間隔を狭くさせる事ができます。主に抗精神病薬や気分安定薬、抗うつ薬を病相により使い分けていきますが、場合によっては心理療法も利用します。中でも認知行動療法や対人関係・社会リズム療法を受ける事で再発予防にもなります。そして双極性障害を患う者がいる家族は波のある症状に振り回され、大きな負担となりがちです。少しでも負担を軽減する為には、この病気についての理解を深めていく事が必要です。まずは規則正しいリズムのある生活を心がけ、病状の変化についてしっかり掴んでおきます。そして感情的になる事はできるだけ避け、過干渉とならない様にある程度の距離感を保つ事が何よりも大切です。そして躁状態の時は自分が病気である自覚が無くなるので、思わぬ行動に走る場合があります。周囲の人に危険が及ぶ可能性がある場合には、今後の対応も含めて主治医と相談した方が無難です。